地域防災?マネジメント研究センター主催シンポジウム「真備町の教訓を甲府盆地の広域避難に生かす」を開催

2018年12月27日 トピックス

 平成30年12月25日(火)、山梨県立図書館において、本学地域防災?マネジメント研究センター主催シンポジウム「真備町の教訓を甲府盆地の広域避難に生かす」を開催し、自治体?地域の関係者や教職員等約150名が参加しました。

 このシンポジウムは、同年7月の西日本豪雨災害で被災した岡山県倉敷市真備町が甲府盆地に地形が似ていることから、真備町における被災状況や住民避難の課題等を把握し、甲府盆地で同様の災害が起きた際の広域避難を考えることを目的に開催されました。

 鈴木猛康 同センター長による開会挨拶の後、災害看護がご専門の神原咲子 高知県立大学大学院教授より「水害時における避難者の特徴と健康支援活動」と題してご講演いただきました。真備町出身で西日本豪雨災害に遭遇された神原教授は、当時の様子やご自身の支援活動を振り返り、ハザードマップや避難情報の周知等の改善点を提言しました。

 また、パネルディスカッションでは、神原教授、安谷 覚 国土交通省甲府河川国道事務所長、若林一紀 山梨県防災局長、田中久雄 中央市長、新海一芳 中央市リバーサイド第3自治会長、鈴木センター長が(コーディネーター:末次忠司 同副センター長)、甲府盆地における広域避難計画策定のために、それぞれの主体の役割を確認されるとともに、甲府盆地を水害に強いまちにするため、防災基本条例に基づいた防災推進条例の制定が提案されました。

 本学地域防災?マネジメント研究センターHP