修士課程2年の西鶴誠希さんが土木学会第73回年次学術講演会で優秀講演者表彰を受賞

2018年12月26日 トピックス

 平成30年8月29日(水)~31日(金)、北海道大学札幌キャンパス(北海道札幌市)で開催された(公社)土木学会平成30年度全国大会第73回年次学術講演会において、大学院修士課程工学専攻土木環境工学コース2年の西鶴誠希さん(指導教員:武藤慎一 工学部准教授)が優秀講演者表彰を受賞しました。

 この賞は、講演した40歳以下の研究者?技術者を対象に、論文内容に加え、講演が簡潔明瞭で優れたものに授与されるものです。

 講演題目は「山梨県甲府都市圏を対象とした洪水被害による経済的影響評価」です。一般的に、交通整備等で生じる所要時間の短縮によってもたらされる企業の生産力の向上や、それに伴う世帯消費の増加という波及的な影響を評価する際、経済モデルと呼ばれるツールが用いられます。本研究では、洪水被害が山梨県の甲府都市圏で発生した際、企業の生産はどれほど低下するのか、それに伴い世帯の消費はどれほど減少してしまうのかなど、波及的影響を地域別に捉えるため、「応用一般均衡型都市経済モデル」と呼ばれる経済モデルを用いて経済被害がどの程度及ぶのかを計測しました。

 受賞した西鶴さんは「今回の表彰を励みに、今後はさらに改善を行い、より良い研究成果が出せるよう努めます」と述べています。
 土木学会第73回年次学術講演会