修士課程工学専攻電気電子工学コース2年良知颯太さんが2022年電子情報通信学会総合大会で「エレクトロニクスソサイエティ学生奨励賞」を受賞

2022年9月22日 トピックス

 2022年3月に行われた電子情報通信学会総合大会で、修士課程工学専攻電気電子工学コース 2年 良知 颯太さんがエレクトロニクスソサエティ学生奨励賞を受賞し、同年9月6日(火)に開催された電子情報通信学会ソサエティ大会で、表彰式が行われました。
 本賞は、エレクトロニクス分野に関する優秀な発表を行った学生に対して贈られるものです。
 受賞対象となった研究発表題目は、「電波天文のためのクワッドバンド超伝導帯域通過フィルタの開発」で、国立天文台水沢VLBI観測所で使用する、広帯域受信機のための超伝導クワッドバンド帯域通過フィルタ(QB-BPF)の新たな設計手法を提案しました。
 従来のQB-BPFと比較して設計自由度が大幅に向上していることや、シミュレーション結果と測定結果がよく一致し、良好な周波数特性を有したQB-BPFの開発に成功した点が評価されました。今後はこの設計手法を応用し、更なるマルチバンド化や各帯域の広帯域化が期待されます。
 受賞した良知さんは、「この度は、学生奨励賞を頂くことができて誠に光栄に思っております。この栄誉ある賞を受賞できたのは、日頃から御指導頂いている關谷先生、作間先生をはじめ研究室のメンバーのおかげです。心より感謝申し上げます。今後もこの受賞を糧として、より一層研究に邁進してまいります」とコメントしています。