博士課程工学専攻エネルギー物質科学コース修了生大辻寛二さんが「公益社団法人自動車技術会2021年度大学院研究奨励賞」を受賞

2022年3月10日 トピックス

 この度、本学大学院医工農学総合教育部3年博士課程工学専攻エネルギー物質科学コースグリーンエネルギー変換工学分野の大辻寛二さん(2022年3月修了)(指導教員:内田誠燃料電池ナノ材料研究センター教授)が「公益社団法人自動車技術会2021年度大学院研究奨励賞」を受賞しました。
 本賞は大学院生の学業の向上発展に資することを目的に設けられたもので、自動車に関連した技術分野における優れた研究を行った大学院修了予定者に贈られるものです。
 研究題目は「燃料電池自動車の低コスト化に向けたアニオン交換膜形燃料電池の電圧ヒステリシス現象を抑制するための水管理に関する研究」です。
 燃料電池自動車(FCV)の最大課題は低コスト化です。本研究では、低コスト化へ最も効果の高い非貴金属触媒が利用できるアニオン交換膜形燃料電池(AEMFC)において、非貴金属触媒を用いた場合に発現するヒステリシス(電圧の増減)現象について研究し、燃料電池内の水輸送に主な原因があることを突き止めました。また、触媒とその膜界面における適切な水管理と水輸送経路の形成によって、AEMFCの高性能化のための戦略を見出しました。これらの研究は、次世代の低コストFCVの実現に期待されます。
 大辻さんは、「これまでの自身の研究を高く評価していただき、大変光栄に思います。ご指導?ご鞭撻いただいた内田誠教授をはじめ、研究室の皆様に心から感謝申し上げます。この賞を励みに、修了後も自動車関連の研究?発展を目指し邁進する所存です」と述べています。